第13回運動器抗加齢医学研究会

第13回運動器抗加齢医学研究会
会長　田中 雅博
社会医療法人三和会　りんくう永山病院　リハビリテーション科
永山病院　整形外科　骨粗しょう症センター

この度、第13回運動器抗加齢医学研究会を2023年11月19日（日）に大阪で開催させていただきます。本研究会の会長として運営させていただけることを大変光栄に存じます。

2022年、健康寿命の延伸のため、日本医学会連合加盟の57学会と非加盟23学会、団体が参加し、「フレイル・ロコモ克服のための医学会宣言」が発表され、80歳での活動性の維持を目安に、活動目標として「80GO（ハチマルゴー）」運動の展開が掲げられました。

運動器のサクセスフルエイジングには、そのきっかけと継続が重要です。医療者は「年だから…」と片付けず、タイムリーな治療を提供、そして患者は「年だから…」と言わせないために運動を継続する必要があります。サクセスフルエイジングのための運動や保存治療のための運動療法、術後のリハビリテーションは貯えがきかず、止めてしまえば、半年で何もしなかったのと同じになります。人生100年時代であるわが国特有の背景を考慮し、年齢を言い訳にしない治療技術の進歩と、運動継続のための工夫や継続管理について議論できる研究会にできればと思います。

2025年の大阪万博開催に向け準備が加速する大阪に多くの皆さまがお越しいただけることを心よりお待ちしております。