大会事務局

神戸大学大学院医学研究科
外科系講座口腔外科学分野

〒650-0017
兵庫県神戸市中央区楠町7-5-2
準備委員長:楠元 順哉
(神戸大学医学部附属病院手術部)

ご挨拶

第27回日本口腔ケア協会学術大会並びに日本口腔ケア学会秋季大会を神戸大学口腔外科学講座で主催させていただくことになりました。

近年オーラルフレイルや口腔機能低下症などが注目され、歯科系以外の学会でもシンポジウムが開かれたりしています。神戸大学歯科口腔外科が医学部附属病院のいち診療科として、院内の様々な科の医師やコメディカルスタッフの方々と連携を取って診療に当たっており、多職種連携の重要性を常日頃から実感しています。そこで、今回の秋季大会では「多職種連携」を大会の柱に据え、セミナーとシンポジウムを企画してみました。

まず特別講演では、神戸大学大学院医学研究科外科系講座形成外科学 寺師浩人教授より「慢性創傷治癒におけるIPW(多職種連携)」についてお話しいただきます。慢性創傷という困難な疾患を有する患者さんに長期に渡って寄り添いつつ、様々な専門家と連携して治療をしていくことの醍醐味について学ぶことのできる非常に貴重な機会だと思っています。

シンポジウム午前の部は「歯とHeart~心疾患患者への対応~」と題し、神戸大学大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野 小林成美准教授、大阪保健医療大学保健医療学部理学療法士 小川真人さん、神戸大学医学部附属病院歯科衛生士 片山めぐみさんにご登壇いただき、各専門家から歯と心疾患との関連や、歯科医師・歯科衛生士としてできることなどについてお話をいただく予定です。
シンポジウム午後の部では「周術期の患者対応~もう一度基礎から聞いてみよう~」と題し、関西医科大学総合医療センター歯科口腔外科歯科衛生士 田辺亜莉紗さん、加古川中央市民病院歯科口腔外科歯科衛生士 杉浦啓子さん、神戸大学医学部附属病院看護部 がん化学療法認定看護師 土井久容さんにご登壇いただき、各施設における周術期の歯科的介入の実際や、看護師の立場から考える大切なことについてお話をいただく予定です。

口腔ケアに従事されている皆様の学びと交流の場として、ぜひご参加いただき、貴重なご意見や知見を共有していただければと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2024年4月吉日

第27回日本口腔ケア協会学術大会並びに日本口腔ケア学会秋季大会
大会長
 明石 昌也
神戸大学大学院医学研究科 外科系講座口腔外科学分野 教授