第35回NPO法人日本口腔科学会近畿地方部会
会長　鵜澤　成一
大阪大学大学院歯学研究科　顎口腔腫瘍外科学講座　教授

この度、第35回NPO法人日本口腔科学会近畿地方部会を担当させていただくことになりました。コロナ禍もひとまず落ち着き、コロナ前の状況に戻りつつあます。また、対面のみで行う学会も増えてきております。コロナ禍にて本学会も最近過去2回はWebにて開催されました。過去2回の本学会では、参加者がそれぞれ260名、252名、演題数も38演題、39演題と盛会でありました。おそらく、新人賞が始まったことも影響していると思いますが、時間のない若手の会員が多く参加していただいことが要因ではないかと推察しております。そこで、今回も多くの先生方が参加しやすいWeb開催（ZoomによるLive配信）とさせていただきました。

前々回の地方部会より、一般口演における筆頭発表者のうち、卒後研修開始後3年以内の先生を対象として新人賞（3名まで）が設けられました。次年度の学術集会での発表が約束され、副賞（2万円）も授与される予定となっておりますので、奮ってご参加ください。

また，特別講演兼教育研修会には近畿大学大学院医学系研究科 形成外科学講座 前教授 磯貝典孝先生より『生体吸収性人工耳介と微細切軟骨組織を用いた生体内再生誘導』というタイトルでお話しいただきます。先生は、形成外科領域で眼窩底骨および耳介軟骨の再生に関して、基礎研究から臨床応用まで多大な成果を上げられおり、口腔領域の再生医学の研究にも有用な講演になると考えております。

年末の何かと忙しい時期での開催ですが、円滑な運営ができるようスタッフ一同準備して参りますので、皆様方の参加をお待ちしております。

令和５年４月吉日