テーマ：ホルモン作用とその破綻を見極める

第23回日本内分泌学会北陸支部学術集会
会長　笹岡　利安
富山大学 学術研究部（薬学・和漢系）病態制御薬理学

この度、第23回日本内分泌学会北陸支部学術集会を担当させていただく富山大学の笹岡利安です。学会会期は2024年11月9日（土）に富山市の富山大学五福キャンパス黒田講堂で開催させていただきます。

内分泌学会は、内分泌代謝疾患に関わる医師やメディカルスタッフの方が集い、内分泌代謝学について議論する場です。内分泌代謝疾患の治療には下垂体、甲状腺、副甲状腺、膵臓、副腎、性腺などの多彩なホルモン作用とその破綻による病態の理解が必要です。診療機会の多い甲状腺疾患を除いて多くは稀な疾患であり、希少疾患診療の発表と討議を通した知識の共有は、内分泌代謝疾患に携わる医療人にとって研鑽を積む上で貴重です。地方会においてはこうした内分泌代謝症例の発表が中心となりますが、臨床研究や基礎研究成果の発表もお待ちしています。特に若手の先生方には、face to faceで発表して討議する貴重な機会を活かして鍛錬できる場となりますよう、またポストコロナの社会において、福井、金沢、富山県の北陸地区での内分泌学代謝学に携わる全ての医師および医療スタップが一同に会して討議する有意義な機会となりますよう努めさせていただきます。

本会では、内分泌学会北陸支部女性医師(JES We Can)企画による女性医師のpromoteをめざした演題募集を実施して、最優秀演題に選出された女性医師には特別賞の受賞に加えて臨床医のための内分泌症例セミナーとして講演いただきます。多くの先生方からの応募をお待ちしています。また、生涯教育や指定講演を兼ねた魅力的なセミナーを予定しており、内分泌代謝領域のUp Dateな情報の収集の場になればと考えています。

富山大学五福キャンパス黒田講堂は、公共交通機関を利用される方には富山駅から路面電車で約20分と交通の便はよく、また車を利用される方には五福キャンパス内に駐車場を確保しています。是非ご参集いただき、皆様とface to faceで内分泌代謝学についての熱意と活気ある議論ができることを願っております。